アビスパ支援に対する違和感

アビスパ支援に対する違和感Don't think. Feel!

資金繰りが悪化しているサッカー・J2のアビスパ福岡を支援するため、スポンサー企業の辛子明太子製造「ふくや」(福岡市)が1日、売上金を寄付する2種類の応援商品の販売を始めた。

このうち辛子明太子とイカ明太子のギフトセット(3150円、1000セット)が3~4時間で完売。急きょ、計1296セットを追加販売したが、この日のうちに売り切れた。

引用元: アビスパ支援の明太子、他クラブサポーターも注文 : サッカー : スポーツ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

これだけみるとすごい美談に見えるし、アビスパの周辺の会社は支援くれていますが、どうも違和感を覚えてしまう。
一人のサポーターとしてはチームをなくして欲しくない、Jからクラブが消えて欲しくないということでは同じ気持ちです。が、正直経営陣はこれらの支援に甘えているのではないかという感じがしてならないのだ。

経営が苦しいというのは分かるがアビスパの経営が苦しいというのは今に始まったわけではないので、またかというの正直ある。それに、経営陣やアビスパのスタッフは地域貢献や営業活動を頑張っていたのだろうか?と言う疑問が残る。どうしてもどうすれば経営を好転させ人を集める努力をしていたのだろうか?そこのところの検証がされておらず、ただ経営が苦しいんで助けてくださいと言うのはずいぶんなものかと思ってしまう。

たぶん、そうやって自転車操業的なクラブが多すぎる。Jリーグに上がれば華やかな舞台が待っているというのは大きな間違いで、実際はそんなに簡単ではないのも事実だと思う。実際J2の試合は4000人、5000人入ればいい方で、平均観客は3000人程度というのが現状。その中で、すべてをやりくりしながら上を目指すことは大変なことでもある。地道な地域貢献、スポンサー探しなどをしていかないといけないのではと感じる。そのいい例が甲府である。甲府の海野社長は、地道に足で地域のスポンサーを回り数百の小さなスポンサー企業を集めて好転させた人。そうやって努力したチームが増えて欲しいと思う。
靴の底が減り、スタジアム広告が増える|コラム|サッカー|スポーツナビ

以前にフリューゲルスがなくなるという悲しい出来事があったため、サポもこれ以上チームがなくなる悲劇を起こさせないという気持ちが強いと思う。そうやって支援する他サポがいるというのは心強いし、誇れることだと思う。
ただ、アビスパ自身の経営が変わらなければ、また同じことを繰り返すだけであろう。

Comments are closed.